身近な話題から問題作成〜数学技能検定

巨人松井が本盗を決め阪神に６−０で快勝したことを伝える日刊スポーツ６月２８日版の「やってみま専科」でビジネスにも役立つ数学技能検定にチャレンジの記事がありました。

［数学技能検定］

○１０年前に、スタートし年間１０万人が受検。英検、漢字検定と並び「３大検定」と言われている。レベルは８級から１級までの１０段階。６０〜７０％の正解率で合格とされる。次回検定は８月６日（７月１９日まで受け付け）。
○数学教育世界会議に合わせて行われる特別開催のため、会場は東京と千葉だけ。通常は全国５０カ所の受験会場で試験が行われる。受験料は８級２５００円〜１級５５００円。
○連絡先　TEL;０３−５６６０−４８０４(http://www.suken.net/)

［出題内容］

○数件は身近な話題から問題を作成しているので、、「見るだけでも嫌！」になることはない。受検者が毎年１万人ずつ増加している人気の秘密も、この辺りにあるのだろう。目安として小学校４年生レベルの８級から、大学卒業レベルの１級まで１０段階あるので、自分に合った級を見つけられる。それぞれ計算技能分野と文章題の分野（数理技能）に分かれている。
○文章題の分野では、ペットボトルの回収量に関するものや、日本の人口、牛乳からできるヨーグルトの量などの問題…も。事務局長の滝上優夫さんは「『こんなところにも数学が』と思ってくれたらいいですね」と話す。
○「数学力を見れば企業の競争力が分かります」と滝上さん。売り上げを統計したり、予測を立てたり、情報をグラフ化することも技能の一つだ。１級の練習問題には「どのようにオレンジを収穫・出荷すればどのくらいもうけを増やせるか？」という問題も。土、日曜日の市場休みや保存期間も考慮に入れてデータを作りなさい、というのだからかなり高度で実践的だ。


［数学検定練習問題（中学生レベル３・４・５級）］

１　山梨県の清里町にある公園の入口に看板があり、下のような乳製品について説明がありました。この表を見て次の問いに答えなさい。

２　下の□に＋、−、×、÷の記号を適当に入れて、等式として成り立つようにしたいと思います。□に必要な記号を入れなさい。ただし、同じ記号を何回使ってもよく、必要ならば□の位置と関係なく（　）を使ってもかまいません。　　　　　

３　下の表は、平成９年度と平成１０年度の東京区部の資源回収量を表したものである。これについて、次の問いに答えなさい。

４　ふみえさんの家の引っ越しで、引っ越し屋さんに段ボール４０個と家具を運んでもらったところ、運送料金は２７０００円になりました。ただし、家具の運送料金は２００００円、段ボールの運送料金は、小さい段ボール箱１個１５０円、大きい段ボール箱は１個２５０円です。これについて、次の問いに答えなさい。（表現技法）

５　だしの素が入ったびんに、次のようなラベルが貼ってありました。

いためる（２人分）。野菜いため…８ふり 下味つけ。とりの唐揚げ（６００ｇ）…８ふり スープ（４人分）。水カップ３杯（６００）…１０ふり このびんの１ふりは、０．５ｇです。５ふりで小さじ１杯分（２．５ｇ）です。

このだしの素は、１びんで５５ｇあります。全部使ってスープを作ると何のスープができますか。

　

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